水彩画教室パステル ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2012年2月号掲載分)

線で魅せる水彩画 - 技法「ハッチング」で量感を出す -

ハッチング 水彩画

ハッチングとは、平行線を引き重ねていくことで絵に重厚感を与えることができる技法です。また、それぞれ異なる方向で描かれたハッチングを重ねて線を交差させていく技法はクロスハッチングと呼ばれています。古くはテンペラ画(油絵ができる前段階の絵画技法)からハッチングの技法が使われていました。

ハッチングとクロスハッチング

↑ハッチングとクロスハッチング

一般的にハッチングは、鉛筆でデッサンをする時の明暗を作る時に用いられる技法ですが、あえて水彩画でやってみるのも効果的です。例えば上の木の絵のように量感(ボリューム感)や繊維の流れの質感を視覚的に表したい時に使うと効果的です。まずは細い筆を使って練習用紙に試してみましょう。

はじめからハッチングで描き出してしまうと、隙間の白さが目立ちスカスカに見えてしまうので下図のように下地を塗ってからハッチングをするとしっかりした量感が出せます。

下地を塗ってハッチング

 


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