水彩画教室パステル ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2012年6月号掲載分)

時間で魅せる水彩画 - クロッキーとデッサンの違い -

鉛筆や水彩などの同じ画材を使った場合も、描く時間で目的や表現をする要素が変わってきます。一般的によく使い分けられている例がクロッキーとデッサンです。

人物クロッキー【クロッキー】
3分〜15分といった短い時間で素早く描き、大まかな形やその動き、プロポーションを捉えていきます。

クロッキー帳と呼ばれる専用の薄手の冊子を使うのが一般的です。
たくさんの枚数を描くほど全体を捉える力がついていきます。


静物デッサン【デッサン】
数時間かけてじっくりと描き込み、陰影で立体感や質感、空間感などを捉えていきます。

普段、水彩作品に使用しているような画用紙を使います。(線を重ねるので厚めで鉛筆の粉がのりやすい紙がおすすめです。)


6月の特別講座にもあるクロッキーは、人物画作品を制作する際にポーズや構図を決める上で下絵の役割としてよく用いられます。(線に勢いがあり、一気にモチーフの本質に迫るのでクロッキーだけでも立派な作品になります。)

クロッキーは短い時間で形を捉えようとするので、全体の形を見る力がつき、目と手が連動する訓練にもなります。さっそく皆で楽しみながらやってみましょう!

 


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