水彩画教室パステル ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2013年9月号掲載分)

構図で魅せる水彩画 -  紙の比率を変えてみる -

普段、何気なく使っている画用紙ですが、四ツ切画用紙や市販のスケッチブックサイズは横構図でも縦構図でもメインのモチーフが中心にある時に収まりやすい比率になっています。


横長構図に切り取る

この比率をあえて変えることによって同じモチーフでも作品の見せ方が変わります。
例えば日本で昔からある掛け軸や屏風、襖の絵は生活空間に合わせた独特の比率をしています。このように飾る場所に合わせた絵作りもこだわりができていいかもしれません。


また、紙サイズにモチーフを合わせるのではなくモチーフに紙サイズを合わせてみるとオリジナルの作品制作を深めるヒントになります。
ワイド写真にあるような街並みが続く風景や長い橋を描く時は横長の構図にすると横の連なりを強調した広がりのある世界観を作ることが出来ます。



縦構図風景写真

右の写真のように、細い路地と建物の高さが印象的な場所は縦構図にすると奥行きも感じる作品になります。滝や人物の立ち姿などの具体的に縦長なものも縦長構図は効果的です。


構図は長細くする以外にも、真四角にしたり、2枚の連作を同じ額に横並びに入れたりと作者の意図によって様々です。やってみたいと思われた方は描きたいものに合わせて画用紙を教室で切ってみましょう!



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紙の比率を変えてみる
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