水彩画教室Pastel(パステル)ワンポイントレッスン

HOME > ワンポイントレッスン > 補色を上手に使おう

水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2014年5月号掲載分)

補色で魅せる水彩画 -  補色を上手に使おう -

色相の反対側に位置する二色を補色といいます。(反対色とも呼びます。)
今回のワンポイントは絵を描く際の補色の特徴についてのお話です。


色相と補色(反対色)



補色を並べる:お互いを目立たせる効果

補色は色相環の反対にある色で色相差が最も大きいので、並べるとお互いの色を目立たせる効果があります。身近な例では赤と緑のクリスマスカラーは補色関係です、12月になるとよく目立つデザインが見かけられると思います。画面全体を補色で構成すると主張の激しい感じになってしまいますが、目立たせたい部分にポイントで使うといいかもしれません。

補色関係の色彩

↑ 補色:赤と緑、青と橙、ピンクと黄緑、黄と紫など…


同系色関係の色彩

↑ 同系色:色相の中でも色相差が少なく、近い色の組合せ



補色を混ぜる:色を落ち着かせる効果

補色関係にある2色を混ぜると黒やグレーに近づき鮮やかさが無くなります。(無彩色に近づきます。)絵の具を原色のまま使うと色が鮮やかすぎて不自然になる、そんな時は補色を少し混ぜると落ち着いた色になります。教室でよく使う例では植物の緑です。絵の具のままの緑を使うと人工的な色に見えますが、少し赤味を混ぜると自然な緑になります。(混ぜすぎると色が濁り鮮やかさが無くなるので注意しましょう。)

水彩画:緑に赤を混ぜると自然な色合いに

補色をうまく使うと目立たせることも落ち着かせることもできますので参考にしてみてくださいね。






前月分へ    翌月分へ



補色・反対色・同系色・色相

水彩画の描き方
水彩画の優しい描き方
水彩画の簡単な描き方
水彩画のコツ 豆知識
京都 絵画教室 初心者のための水彩画教室


▲ページトップに戻る