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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2016年3月号掲載分)
水面で魅せる水彩画 - 水面の表情を捉える -
3月の野外スケッチ会は宝ヶ池公園です。 そこで今回は水面がある風景を描く時のヒントをご紹介します。水面は天気や風の有無、時間帯などの条件によって表情を大きく変えるもの。スケッチをする時には、その場で感じた水面の表情や色合いをぜひ捉えてみてください。
水彩画 水面の描き方【例:風がない晴れた日】
風がない晴れた日は、水面に木や山など向こう岸にあるものが映り込みます。
映り込みを描く際に、実物の木や山を塗った色を少し薄めに溶いて水面にも塗っていくと実物と映り込みとの関連性がアップします。(映り込みは実物に近いところはハッキリ目に、実物から離れるほどぼんやりさせると上手く馴染みます。)
映り込みが乾いたら、上から薄く水面の色を塗ると穏やかな水面が出来上がります。
(例の絵では、水面の中でも手前と奥に少し波の描き込みをしています。)
水彩画 水面の描き方【例:水の流れが強いところ・風のある日】
水の流れが強いところや風がある日は、水面は波立って映り込みがあまり見られません。横向きの筆のタッチを重ねて波や流れの質感を出してみましょう。水面の光や白波は画用紙の白を残しておくと明るさが表現できます。
今回の例の絵では出しきれませんでしたが、曇り空の時や夕日を受けた時などでは水面の色合いも変わってきます。「水=青」と思わず、感じた色を大切にしましょう。
水彩画 水面の描き方
水面の映り込みの描き方・波の質感の出し方
水彩画のコツ 豆知識
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