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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン（2016年12月号掲載分）

重ね塗りで魅せる水彩画　-　後から色味を足す「重ね塗り」　-

クリスマスカードや年賀状にもう一手間、絵を華やかにする描き込みのお話です。

1色塗った絵やイラストがなんだかあっさりして見える時に、ぜひやって頂きたいのが鮮やかな色の重ね塗りです。


例のクッキーとプレゼントの絵はそれぞれの固有色を塗っただけでなく、鮮やかな黄色、ピンク、ブルーを後から使って色味を足しています。

はじめの絵よりも後の絵の方が華やかに見えませんか？

ポイントは、明暗だけではなく色味を足しているという点です。
乾いた紙の上から、なるべく濁らないよう鮮やかな色を、濃くなりすぎないように乗せています。明るい黄色やピンクをそのまま乗せても始めに塗った色がしっかり固有色を主張しているので、奇抜な色にはなりません。




普段はパレットの上で混色をして、それを画用紙に塗っていく事が多いですが、画用紙の上で色を重ねて見せる「重ね塗り」はパレット上の混色とはまた違う表現になって面白いです。普段の作品制作でも活かせる塗り方ですので取り入れてみてくださいね。

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水彩技法：重ね塗り
水彩でクリスマスカード

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