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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2017年9月号掲載分)

逆光で魅せる水彩画 - 逆光の風景を描いてみよう -

  逆光の風景 水彩画 描き方

絵の画面の中で一番奥(背景)に太陽などの強い光源がある場合、手前にある山や木、建物などは逆光の効果で暗いシルエットに見えます。今回は逆光の描き方についてのお話です。



『明るい背景→乾かす→シルエット』の順に!

逆光の風景の場合、塗る順番が大事です。まずは空などの明るい背景の色から塗っていきましょう。ここでのポイントは、光源である一番明るい太陽は画用紙の白を活かし塗り残しているところです。塗り残すとまわりの黄色よりもより明るく見えます。

背景を塗り終えたら一度しっかり乾かしましょう。

  逆光の風景 水彩画の描き方



背景が乾いたら、シルエットは濃い色でしっかりと塗っていきましょう。背景はすでに出来上がっているので、気にすることなく上からどんどん塗っていきます。


  塗り順 水彩画の描き方 風景

これを逆順(シルエット→背景)で塗ってしまうと上の図のように背景にシルエットのグレーが滲んで濁ってしまったり、細かい描写が潰れたりしてしまいます。

今回のように奥が明るい風景の場合はこの塗り順を覚えておくと役立ちます。
秋の夕暮れ、明るい窓のある室内、洞窟やトンネルのような場所など逆光の風景は意外と描く機会がたくさんあります。










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逆光の風景の描き方
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