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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2017年10月号掲載分)
滲みで魅せる水彩画 - 技法「滲み」を使って描こう -
今回は落ち葉をモチーフに水彩独特の技法「滲み」のやり方を説明します。
ハガキサイズや小さなスケッチブックなどにぜひ試してみてくださいね。
『滲み』とは? どうやって描くの?
水や絵の具で濡れた状態の画用紙の上に、濃い目の絵の具を筆でのせていくと、絵の具の濃いところから薄い部分にじわっと色が滲んでいきます。これは「滲み(にじみ)」といい、水彩画の特徴的な技法になります。
乾かない間に絵の具をのせるので、水の量や絵の具の濃さが少し違うだけで表現が変わるという偶然性があり、乾く過程で予想外の形になったりするのも面白いところです。まずは例のような落葉など自然物で試してみると失敗が少なく楽しめます。
葉など形があるものに「滲み」を使う場合、滲ませたい範囲だけを下塗りの色または水で濡らします。それが乾かない間に濃い目に溶いた絵の具をトントンとのせていきましょう。
赤や黄など複数の色を重ねる時は真上にのせず、少しずらしてのせるのが綺麗に見せるポイントです。葉脈など細かい表現は「滲み」の後、乾かしてから描き込みましょう。
ウェット・オン・ウェット
水彩技法:滲みを使って描く
水彩画のコツ 豆知識
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