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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン

明暗差で魅せる水彩画 - 光の範囲・影の範囲を意識する -(2020年8月号掲載分)

梅雨が明けると日差しの強い日も多くなりそうですね。今回は、光と影を意識した風景画の描き方例を見ていきましょう。

水彩 風景画 光と影の範囲


風景モチーフの中には光の当たるところと陰ったところが明確に分かれているものがあります。今回の参考作品がその例で「手前のトンネルは暗く、奥の街並みは明るく」がこの絵の大きな見せ場となっています。この関係を崩さない手順が以下になります。

   


明暗差のある風景:描く手順の例

@最初に影の中になる部分を濃い目に塗ってしまいます。例ではトンネルをしっかり目に塗りました。この時、彩度は落とす(色を濁らす)と奥がより鮮やかに明るく見えます。

 水彩 描き方 明暗差のある風景

A看板やパイプなどのポイント以外(建物や地面など)は基本的にトンネルに比べ色が濃くならないように、明るく鮮やかな色で塗り進めます。

B全体に色が入ったら、トンネルの影色を入れたり(青みを足してより暗くする)、明るい部分も影部分に合わせてもう少し描き込んだりなど、見比べながら調整して完成です。


ディテール(細かい部分)を描き込んでいる際には、全体の明暗関係が崩れていないかが、わからなくなってきやすいです。そんな時は、絵を遠くから見たり、目を細めて見るとチェックできますよ。









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光の範囲・影の範囲を意識する
水彩 明暗差のある風景画の描き方

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