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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン
風景で魅せる水彩画 -「カッパドキア」風景作品例-(2025年2月号掲載分)

今回の表紙作品はトルコの高原にあるカッパドキア(キノコ状の岩がで有名な大奇岩地帯)、朝方の風景です。
遠くから描くと遠近感が出しやすい

広い風景画で遠近感を出すには、遠くは淡く、近くなるにつれ濃く塗ることが大切です。風景画を進める手順としてはいろいろな方法がありますが、今回の例のように遠くを淡い色合いから塗りはじめ、手前を描くにつれ、だんだんと濃く塗っていくのも、遠近感を表現しやすい方法の一つです。また濃度の順位を決めておくのも良い方法です。(主役の気球と手前の木々が一番濃く、中景の地面と岩山が二番、遠くの山や空が三番など…)
木を塗る前に地面を塗る
先に木を塗ってしまうと、地面を塗った時に、木との間に余白ができて浮いて見えてしまったり、木の色が滲んでしまうことも。先に地面を塗っておくことで、それらを避け自然な仕上がりになります。
気球や岩山を塗る
気球は主役ですので、濃い目に塗りつつ明暗もつけて立体感を出します。岩山は気球よりも全体的に淡く塗って仕上げます。手前の岩と奥の岩で色に違いをつけたり、凹凸のある部分に影を入れたりなどして単調にならないよう描き込んでいきます。
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京都 絵画教室 初心者のための水彩画教室
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