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会報誌 絵画クイズの答え合わせ (2012年・2013年 ログ)
パステルの生徒さん向け会報誌に掲載しているクイズの答えを掲載したページ。
このページは2012年、2013年分の絵画に関わるクイズとその答えを掲載しております。
・会報誌2013年12月号のクイズと答え
・会報誌2013年11月号のクイズと答え
・会報誌2013年10月号のクイズと答え
・会報誌2013年9月号のクイズと答え
・会報誌2013年8月号のクイズと答え
・会報誌2013年7月号のクイズと答え
・会報誌2013年6月号のクイズと答え
・会報誌2013年5月号のクイズと答え
・会報誌2013年4月号のクイズと答え
・会報誌2013年3月号のクイズと答え
・会報誌2013年2月号のクイズと答え
・会報誌2013年1月号のクイズと答え
・会報誌2012年12月号のクイズと答え
・会報誌2012年11月号のクイズと答え
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● 会報誌 絵画クイズ 2013年12月号の答え
この絵はだれの絵でしょう?(作品名:接吻)
ヒント:19世紀末から20世紀かけて活躍したオーストリアの画家です。
@ ロートレック
A クリムト
B モロー
正解はA クリムトです。
グスタフ・クリムト(1862年-1918年)は、19世紀末から20世紀かけて活躍したオーストリアの画家です。
クリムトの作品は、黄金色を多用した豪華で装飾的な画面構成が特徴的で、人物の顔などの写実的描写とまわりの平面的な空間を合わせた独自の表現で人気を博しました。また、官能的なテーマや死を感じさせる作風の絵を描くのも特徴的です。
『接吻』は恋人であったエミーリエと自身をモデルにして、当時タブーとされていた題材である接吻を主題とし描いた作品で、ウィーンで開催された総合芸術展でオーストリア政府が買い上げるという、国が認めた名作です。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年11月号の答え
この絵は何という絵巻でしょう?
ヒント:「日本最古の漫画」と称されています。
@ 擬人化絵巻 A 鳥獣人物戯画 B 珍獣物語
正解はB 鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)です。
鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)は、京都の高山寺に伝わる墨で描かれた絵巻物です。兎、蛙、猿などが擬人化されて描かれた絵が特徴的で、兎と蛙の相撲や法要の場面など当時の世相を反映しています。
甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻から構成されていますが、各巻の間に明確なつながりがなく、筆致・画風も違うため、12世紀-13世紀(平安時代末期 - 鎌倉時代初期)の幅のある年代に複数の作者によって別個の作品として描かれたものとされています。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年10月号の答え
この絵はだれの絵でしょう?(作品名:バベルの塔)
ヒント:16世紀のフランドル(現在のベルギー)の画家。
@ ピーテル・パウル・ルーベンス
A レンブラント・ファン・レイン
B ピーテル・ブリューゲル(父)
正解はB ピーテル・ブリューゲル(父)です。
ピーテル・ブリューゲル(1525年/1530年頃生-1569年)は16世紀のフランドル(現在のベルギー)の画家です。ブリューゲルの生涯に関する資料は極めて少なく、生年・生地ははっきり分かっていません。ブリューゲルの息子2人や孫も画家で、一族は他にも多くの画家を輩出しています。
同名の長男と区別するため「ブリューゲル(父、または老)」と表記されることが多いので、美術館等で見かけた時には注意して見てみましょう。(長男は父の模作を多く作っています。)
バベルの塔の物語は旧約聖書の「創世記」に登場する巨大な塔で、「人類が塔をつくり神に挑戦しようとしたので、神は塔を崩した」という解釈が一般に流布しています。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年9月号の答え
この絵はだれの絵でしょう?(作品名:アダムの創造)
ヒント:イタリアルネサンス期の彫刻家、画家、建築家。
@ ミケランジェロ
A ダ・ヴィンチ
B ラファエロ
正解は@ ミケランジェロです。
ミケランジェロ・ブオナローティ(1475年-1564年)
イタリア盛期ルネサンス期の彫刻家、画家、建築家、詩人で、盛期ルネサンスの三大巨匠のひとりと言われています。ダビデ像など彫刻家として数々の傑作を残しただけでなく、画家として巨大な天井画や壁画を描きました。またサン・ピエトロ大聖堂のドームなど建築家としても才能を発揮しました。
『アダムの創造』はシスティーナ礼拝堂の天井画で旧約聖書の天地創造を題材に神の手がアダムに生命を吹き込む瞬間を表しています。(フレスコ画)
※盛期ルネサンスの三大巨匠
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ
● 会報誌 絵画クイズ 2013年8月号の答え
この絵はだれの絵でしょう?(作品名:唐獅子図屏風)
ヒント:織田信長、豊臣秀吉に仕え障壁画を制作した。
@ 狩野永徳
A 尾形光琳
B 伊藤若冲
正解は@ 狩野永徳です。
狩野派は、室町時代中期から江戸時代末期まで、約400年にわたって活動した職業画家集団です。その時々の権力者に絵師として仕え、障壁画から扇面などの小画面に至るまで、あらゆるジャンルの絵画を手掛け、日本美術界に多大な影響を及ぼしました。
狩野 永徳(かのう えいとく、1543年- 1590年)は、安土桃山時代の絵師で狩野派の代表的な画人であり、現存する代表作に『唐獅子図屏風』、『洛中洛外図屏風』、『聚光院障壁画』などがあります。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年7月号の答え
この絵はだれの絵でしょう?(作品名:グランド・ジャット島の日曜日の午後)
ヒント:点描の作品で有名な19世紀のフランスの画家。
@ コロー
A スーラ
B セザンヌ
正解はA スーラです。
ジョルジュ・スーラ(1859-1891)は19世紀のフランスの画家で、印象派から技法を進めた新印象派に分類されます。光彩理論や色彩論、視覚理論に基づく科学的な絵画制作に没頭し、点描表現を用いて新たな表現様式を確立しました。
『グランド・ジャット島の日曜日の午後』はスーラの代表作で、第8回印象派展(最後の印象派展)に出品されて話題となり、そこから「新印象派」と呼ばれました。
31歳という若さで亡くなりましたが、20世紀の画家らに多大な影響を与えました。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年6月号の答え
この絵はだれの絵でしょう?(作品名:睡蓮)
ヒント:印象派を代表するフランスの画家。(光の画家)
@ セザンヌ
A ドガ
B モネ
正解はB モネです。
クロード・モネ(1840年-1926年)は印象派を代表するフランスの画家。「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した画家です。
円熟期から晩年にかけてのモネの作品は、1つのテーマをさまざまな天候や、季節、光線のもとで描く「連作」が中心になりました。積みわら、ルーアン大聖堂、国会議事堂、そして睡蓮。『睡蓮』の連作は自宅の庭にある睡蓮の池をモチーフに、晩年亡くなるまでの間に全部で200点以上制作されています。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年5月号の答え
この絵はだれの絵でしょう?(作品名:星月夜)
ヒント:5月19日まで京都市美術館でこの作家の展覧会が行われています。
@ ゴーギャン
A シャガール
B ゴッホ
正解はB ゴッホです。
近代絵画の巨匠、「炎の画家」フィンセント・ファン・ゴッホ
オランダ出身で主要作品の多くはフランス居住時代に制作されました。その時の作品が20世紀の美術に大きな影響を及ぼした代表作の数々となりましたが、当時は評価されず売れることはありませんでした。
恋に破れ精神を病み、画家を志すまでには仕事にも挫折するなど、画家になるまでの人生も画家になったその後もなかなか報われない努力に苦悩し、精神は不安定になり自ら37年の人生にピリオドを打っています。
ゴッホは画家人生わずか10年間に2,000点もの作品を制作しています。
京都市美術館では下記の期間でゴッホの展覧会が行われています。
「ゴッホ展 空白のパリを追う」
平成25年4月2日(火)〜平成25年5月19日(日)
● 会報誌 絵画クイズ 2013年4月号の答え
この絵はどこが所蔵しているでしょう?
ヒント:長谷川等伯(下:楓図)とその子 久蔵(上:桜図)によって描かれた作品で現在は国宝です。
@ 京都御所
A 智積院
B 京都国立博物館
正解はA 智積院です。
真言宗智山派の総本山智積院には、大小の障壁画などの国宝をはじめ、多くの宝物や貴重な古文書が伝えられています。
「桜図」「楓図」は桃山時代(十六世紀)の障壁画です。
「桜図」は長谷川等伯の子 久蔵によって描かれました。金箔をふんだんに使った背景に、力強い桜の大木を描き、そして絵の具を盛り上げる手法を用い、桜の花びらの一枚一枚を大胆に表現しています。久蔵が二十五歳の時の作といわれていますが、残念なことに久蔵はこの翌年亡くなりました。
「楓図」は久蔵の父 長谷川等伯によって五十五歳の時に描かれました。息子との悲痛な死別後に楓図を描き上げました。桜図と同様な豪華さで楓の古木が枝をいっばいに広げ、その下には様々な草花がみごとに配されています。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年3月号の答え
この絵は誰の絵でしょう。
(秋冬山水図)
@ 長谷川 等伯
A 与謝 蕪村
B 雪舟
ヒント:室町時代に活動した
水墨画家・禅僧です。
正解はB雪舟です。
雪舟は室町時代に活動した水墨画家・禅僧で、現存する作品の多くは中国風の水墨山水画です。宋・元の古典や明代の浙派の画風を吸収しつつ、各地を旅して写生をし、日本独自の水墨画風を確立しました。後の日本画壇へ大きな影響を与えた人物です。
《涙で描いた鼠》
宝福寺に入った幼い日の雪舟が、絵ばかりを好んで経を読もうとしないので、寺の僧は雪舟を仏堂の柱にしばりつけてしまいました。しかし床に落ちた涙を足の親指につけ、床に鼠を描いたところ、僧はその見事さに感心し、雪舟が絵を描くことを許しました。
これは雪舟について最もよく知られた話です。ただし江戸時代に初出した話で、後年の創作という説もあります。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年2月号の答え
この絵は誰の絵でしょう。
@クリムト
Aミュシャ
Bモロー
ヒント:アール・ヌーヴォーを代表する作家です。
正解はBアルフォンス・ミュシャです。
装飾パネル連作『四季』(1896)
『春』『夏』『秋』『冬』
アルフォンス・マリア・ミュシャは、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーです。
アール・ヌーヴォーとは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動で、「新しい芸術」を意味します。花や植物、虫などの有機的なモチーフに曲線を組み合わせた装飾的なデザインが特徴的で、分野としては建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐にわたります。
ミュシャはポスター、装飾パネル、カレンダー、雑誌の挿画などのグラフィックデザインを制作した人気作家で、作品には季節や星、宝石、花などの様々な概念を女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴です。
● 会報誌 絵画クイズ 2013年1月号の答え
この絵は誰の絵でしょう。
@歌川 広重(うたがわ ひろしげ)
A菱川 師宣(ひしかわ もろのぶ)
B葛飾 北斎(かつしか ほくさい)
ヒント:富嶽三十六景で有名な浮世絵師です。
正解はB葛飾北斎です。
葛飾北斎(1760–1849)
富嶽三十六景『凱風快晴』(通称:赤富士)
葛飾北斎は生涯に3万点を超える作品を発表した江戸時代後期の浮世絵師です。代表作に『富嶽三十六景』や『北斎漫画』があります。世界的にも著名な画家で、後にはゴッホなどの印象派の芸術家をはじめ、工芸家や音楽家にも影響を与えています。引越しを何十回もし、改号(作家名の変更)も何度もしています。また行儀作法を好まず金銭に無頓着、芸術肌の変わった人だったのかもしれません。
● 会報誌 絵画クイズ 2012年12月号の答え
この絵は誰の絵でしょう。(2点とも同じ画家です。)
@モネ Aルノワール Bマネ
ヒント:印象派を代表する画家のひとりで、光の表現や鮮やかな色彩が特徴的なフランス出身の画家です。
(左)ブージヴァルのダンス(右)ムーラン・ド・ラ・ギャレット
正解はAルノワールです。ピエール=オーギュスト・ルノワールはフランスの印象派を代表する画家のひとりです。
印象派とは19世紀末から20世紀初頭にかけて発生したヨーロッパの絵画界を中心とした大きな芸術運動で、より対象をリアルに描く写実主義から抽象主義への変化をしていく初期段階の大きな動きでした。
印象派絵画の大きな特徴は、光の動きや変化していく質感をいかに絵画で表現するかに重きを置いていることです。ルノワールもまた流動的で奔放な筆使いや、揺らめく木漏れ日による人物や風景への効果を研究した描写など特徴的な表現で数多くの作品を制作しています。
作品は風景画や、家族・自画像・裸婦・パトロンなどの人物画をはじめ、風俗画や神話画、静物画なども手がけており幅広いジャンルを描いています。
ルノワールの作品は穏やかで色彩の鮮やかな作品が多いため、フランス国外や日本でも大人気です。
● 会報誌 絵画クイズ 2012年11月号の答え
この絵は誰の絵でしょう。
@俵屋宗達(たわらやそうたつ)
A曾我蕭白(そがしょうはく)
B葛飾北斎(かつしかほくさい)
ヒント:この絵は後に模写や模作が作られます。
京都の建仁寺が所蔵しています。
正解は@俵屋宗達の風神雷神図です。2曲1双の屏風画(国宝)で、後に尾形光琳や酒井抱一が同じ構図で作品を作っています。
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