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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2014年9月号掲載分)
構図で魅せる水彩画 - 大きく描くと意図が変わる -
今回のワンポイントは静物画に慣れてきた方におすすめの大きく描く構図についてお話します。
静物の基礎を学ぶ時、一般的にはモチーフとその影全体を画面に収めると物の位置や立体感などを表現しやすくなり、画力を上げる練習にもなります。静物画を何枚か描き慣れてきた方はあえてモチーフの一部を大きく描くような作品も描いてみましょう!
当然 画面からはみ出す構図になるので切取り方によっては安定感がなくなってしまいます。ですが見せたい部分をうまく切り取ると見る人の目を引く魅力が生まれます。
また一部分を拡大したり小さい物を大きく描いたりすると、観察する目も養われます。
▲ 大きく切り取り背景をポップな色などにするとデザイン的になってカフェなどに飾ってある雰囲気の作品もできそうです。
構図を決める際は、そのモチーフの特徴がよくわかる部分(今回の例の場合はかぼちゃの種の部分)や、面の変わる角の部分など『見せ場』を決めて描くと構図が安定しやすくなります。描くモチーフによって変わってくるので教室で講師に相談してみてくださいね。
秋は旬の果物や野菜、赤くなった葉っぱなど、今ならではのモチーフがいろいろあります。いつもとは少し違った見せ方の構図で描いて、静物画を楽しんでみましょう!
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