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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン

鮮やかさで魅せる水彩画 - 美味しそうに見せる色 -(2022年10月号掲載分)

食べ物が美味しい季節になってきました。絵のモチーフ(題材)に食べ物を選ばれる方もいらっしゃいますね。今回は食べ物の色について見ていきましょう。



実物やモチーフ写真よりも少し鮮やかに

食べ物を描く時は、やはり色味が大切です。
モチーフ写真や実物の色よりも「気持ち鮮やかに」を心がけてみましょう。

絵には直接関係はないですが、スーパーでは、青魚のコーナーには青白い光を当て、お肉のコーナーには、赤い光を当てて新鮮に見せる演出をしているそうです。絵でも同様で、例えばケーキやパンなど焼いて作ったものには、黄色みを強めにするのも良さそうです。

食べ物水彩画 鮮やかさ



影などに補色の使いすぎは濁りの元

補色は色相環の中で反対にあたる色です。(赤と緑、黄と紫など)

    色相環 補色 水彩画

混ぜるとグレーに近づく色で、鮮やかすぎる色を落ち着かせるなどの効果があり、普段は使うことも多いですが、食べ物の場合は色が濁ることで美味しくなさそうに見えてしまうことも。
食べ物の影の場合は、基本は同系色で塗り進めてみるのがオススメです。また、なるべく濁りの少ない色を選んで使うようにしましょう。

例)白い生クリームの影はグレーではなく、薄紫にするなど。



その他、食べ物によってはツヤや湯気などを研究してみるもの面白そうです。まだ食べ物を描いたことがないという方もぜひチャレンジしてみてください。








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食べ物を美味しそうに見せるコツ
鮮やかさで魅せる水彩画

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