水彩画教室パステル ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2012年10月号掲載分)

木の表現で魅せる水彩画 - かたまりを整理しよう -

風景画を制作する時に必ずといっていいほど描かなくてはいけないのが木や森です。「葉はどこまで表現すればいいか」、「たくさんの木が重なっているのはどう描くのか」など迷うことがありますが、今回は絵の中で木をよくみせるポイントを紹介します。

水彩画 木の描き方

まずは絵の中でも目立つ木がある場合の描き方の例です。
左の木は、葉の濃度や色が全体的に似ており、遠目に見ると変化がないように感じられます。そこで右の木では葉っぱがたくさん集合した塊をいくつかに整理して、陰影をつけて表現しました。同じ点描で描いていても意識的に葉っぱを整理して描くことで、立体感や光が当たった感じを出すことができます。

 

水彩画 木の描き方2

次に、森や林など木がたくさん茂っている場合の描き方の例です。1本の木の中には光が当たっている部分や影になっている部分などの明暗がありますが、それよりもまずは右のモノクロ図のように手前の木とその周りの茂みの大きな明暗をつかまえておきましょう。そうすることでそれぞれの木の集合の前後関係がはっきりし、画面全体が似たような色になるのを避けてくれます。

 


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