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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン

試して魅せる水彩画 - 試し紙でエスキースを作る -(2020年9月号掲載分)

 水彩 エスキースで作品イメージを作る

「静物画の構図が決まらない…」、「この色の組み合わせでいいのか?」など作品を描き始める前に悩むこともありますよね。そんな時は、試し紙にエスキースを作ってみましょう。

エスキースとは、絵画では本番の作品を描く前の下絵や構想をまとめるものをいいます。小さめの紙などに試し描きしてみることで、モチーフと余白の関係や、色の組み合わせなどが頭で考えているよりも具体的にイメージしやすくなり、本制作の際の失敗を減らす効果があります。    



水彩画 簡単なエスキースの例

 水彩画 構図の例 エスキース

例えば複数のミニトマトの組み合わせを考えた時に、右のようなパターンや、それ以外にも様々な構図や色の組み合わせが考えられます。画面は縦か横か、モチーフの数、大きさ、位置、向き、背景の有無、余白とのバランスなど…それらによってガラリと印象の変わる作品になりそうです。


はじめから色の配色のイメージが決まっている場合は、構図だけ鉛筆でエスキースを作っておいて、水彩で着彩をする時にエスキース上で試し塗りをしてから本番を塗るのも良いですね。また、試し紙は作品制作後に捨てがちですので、スケッチブックにスケッチをするような形でエスキースを描くのも、記録が残るのでオススメです。

 エスキース 風景画

(風景画でも…縦か横か、地面や水面の位置、どこまで背景を入れるかなど、トリミングして描いてみるとイメージが湧きやすくなります。)









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試し紙でエスキースを作る
水彩 試し描き

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