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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2010年12月号掲載分)
影で描く水彩画 - 地面との距離を意識した影 -
前回は光の方向を意識する影がポイントでしたが、今回は地面との距離を意識した影についてお話していきます。
影はモチーフが地面の上にあることを表す手がかりです。右図のように影の描き方によって宙に浮いている様にも見せられます。より自然に影を描くには、モチーフと地面の距離によって濃淡を変えることがポイントです。
左の絵は玉ねぎとリボンの影の違いに注目です。地面に直接ついた玉ねぎは濃い影でどっしりとした重みを感じます。一方、リボンは地面についた所とついていない所で濃淡に差があります。
水彩画は色彩で表現をしますので、必ず影を描くというものではありませんが、モチーフがシンプルだったり、先ほどのように地面に接している所と接していない所がある場合に「見せ場」となりますので、上手く利用していきましょう。
水彩画の描き方
水彩画の優しい描き方
水彩画の簡単な描き方
水彩画のコツ