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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2016年4月号掲載分)
目と写真で魅せる水彩画 - 写真と肉眼の違い -
目で見て描いたスケッチの続きを、写真を使って描こうと思ったら全然見え方が違っていた。こんなことはありませんか?今回のワンポイントでは写真と肉眼の違いを簡単ですが整理していきます。
カメラと肉眼の見え方の違い
○ カメラは片目、肉眼は両目で立体的に認識。
○ 遠近の角度(パースペクティブ)の違い。
○ 明暗と色調の違い。
目ではきれいな色の景色もカメラでは白トビしてしまったり、
逆に暗くなってしまったりなど。
上記のような違いから、写真では実際の風景よりも遠くの山がぎゅっと縮小されて見えたり、色が全然違っていたりと違和感を感じます。
人の目はとてもよくできていて暗い中で暗い色の物を見ていてもそれに焦点や明るさを合わせて詳しく物を見ようとします。ただし注目しているもの以外はあまり頭に入りません。カメラはその点、一定の基準で客観的に風景や物を撮ってくれるので資料的な価値があります。
また、カメラはなかなか行けない場所(雪の風景、海外の風景など)を教室で描くのにも適しています。お花など枯れやすい生花を描いた絵の続きをする時の参考としても使いますね。写真と肉眼、どちらも良いところ知って活かすようにしてみましょう。
なお、風景スケッチや静物画など自分の目で見て描く絵は、自分というフィルタを通って出てくるイメージが強くなるので形や色を感覚的に捉える楽しさがあります。やはりオススメは目で見て描く絵です。普段写真を使って描く方も時々実物を見ながら描いてみましょう!
水彩画 写真と肉眼の違い
風景画や静物画での写真の役割
水彩画のコツ 豆知識
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