水彩画教室Pastel(パステル)絵画ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2017年12月号掲載分)

拭き取りで魅せる水彩画 - キッチンペーパー(ティッシュ)活用法 -

「筆に水分が多すぎて画用紙が水浸しになってしまった」または「何色か重ねていくと画用紙の上に水が溜まってしまった」など水が多い事で困った事はありませんか?

水彩 水浸し例 描き方

滲みなど偶然を利用して表現する場合は良いのですが、意図せず水浸しになって、失敗してしまった場合は乾かすのに時間がかかり、その後の塗り重ねも難しくなってきますね。そんな時に活躍するのがキッチンペーパー(またはティッシュ)やタオルなど拭き取り道具です。



対処その1:混色する前に拭き取る

筆洗用バケツから洗った筆をパレットに移す時、必要以上に筆に水が含まれている場合があります。洗った筆を一度ペーパーで拭いてから、パレットの絵の具をつけるようにすると、水の量を少なくできます。
水彩 筆の水を拭き取る


対処その2:塗る前に拭き取る

パレットの上で絵の具を溶いた時に水が多くなってしまったと気づいたら、画用紙に描き込む前に絵の具のついた筆をペーパーで軽く拭いてみましょう。ほどよく水分がとれるので、細かい描き込みに適しています。
水彩 筆の絵の具を拭き取る


対処その3 :塗った後に拭き取る

画用紙の上に水が溜まってしまった後の対処法としては、画面に直接ペーパーをあてて拭き取る方法があります。この場合、塗った絵の具が薄くなるためもう一度塗る必要が出てきますが、薄い状態からもう一度塗り直せると考えましょう。(画面をリセットする感じです。)

水彩 画用紙の水を拭き取る









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水彩画技法:拭き取り
キッチンペーパー、ティッシュ、タオルで絵の具や水分を拭き取る

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