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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン
塗り重ねで魅せる水彩画 - 塗り重ねて色を作る -(2020年11月号掲載分)
普段絵を描く時は、パレットの上で混色することが多いと思いますが、今回は画用紙の上で色を重ねて表現する「塗り重ね」で描いた作品例を見てみましょう。
水彩画:塗り重ねでの色の作り方(花)
秋に可愛らしい花を咲かせるランタナの例です。
花と葉それぞれパレットの上ではほとんど混色せず(1種類の絵の具を水で溶かすのみ)、画用紙の上で複数回に分けて色を重ねてみました。
黄色は先に塗っても、上から塗っても馴染みやすい色なので、今回のピンクや青系にも相性の良い色です。花では黄色を先に塗り、乾いた後にピンクを重ねて中心近くのオレンジを表現しています。
水彩画:塗り重ねでの色の作り方(葉)
葉っぱでは、最初に青系1色で陰影をつけて乾かします。その後、黄色を重ねて緑を表現しました。あえて青を残す部分を作ったり、黄色の部分だけを作ったりすると、パレット上の混色とはまた違った風合いが楽しめます。
※ 普段下地を黄色から塗ることが多いですが、今回は青をより馴染ませるために黄色を後でのせています。さらに上から青などを足したりして描き込みます。
例の作品では、2色だけだとあっさりした作品になりがちなので、背景の影色に紫を後で足しています。花のピンクを背景の一部に薄くいれても華やかになって良さそうですね。
画用紙上での色づくり、ぜひお試しください。
塗り重ねて色をつくる
水彩画技法 塗り重ね
水彩画のコツ 豆知識
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