水彩画教室パステル ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2010年8月号掲載分)

濃淡で描く水彩画 - 単色で描くことの発見 その2 -

 
今回は、前回に引き続き、単色で描くことでの発見について触れていきます。
単色で描くこととは、赤や青などの色の違いによっては描き分けられないことを前回もお話しました。

明暗で描く時(=絵の具の濃淡で描く時)に大事なのはモチーフの隣の物や背景をどう描き分けるかがポイントになってきます。

下の筒の絵を見てください。同じ円筒をモチーフにした絵ですが、背景の塗る部分を変えてみた例です。

@の円筒はモチーフの明るい部分に対し、背景を濃い色で塗る事でメリハリをつけています。白いモチーフを描く時には同様の方法で、より白い部分、明るい部分の背景を塗ると効果的です。

@淡彩筒

一方、Aはモチーフと背景のメリハリはありませんが、全体の絵として影の部分が印象的に仕上がっています。どちらが正しいということはありませんが、主役になるモチーフが淡い色の場合に@の描き方をテクニックとしてもっておくと、主役をより引き立たせることが出来ます。

A淡彩筒

 

 

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