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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2012年12月号掲載分)
雪で魅せる水彩画 - 白い雪を表現するには -
本格的に冬になってきました。今回のワンポイントレッスンは季節に合わせて「雪」の描き方についてお話しします。雪を描く時の多くは、用紙の白を生かして白さを表現します。ではさっそくその例を見てみましょう。
↑ 上の絵は、まわりの木や道など、雪ではない部分にしっかりと濃い色をつけて雪の白さと対比させているのがポイントになっています。空も白っぽいのですが遠くの山の色合いが上手く空と地をわけてくれています。
↑ 雪自体の色味については、一般的には1のように陰影はできるだけ明るく描き入れます。2のように雪の影を暗く描いてしまうと重く硬く見えたり、あまり白く感じなかったりしてしまいます。また、鉛筆の下描きは雪のような明るい所ほど目立ってしまうので薄めに形をとりましょう。(氷山など重厚感のある雪景色には影を濃い目につけて迫力を出します。)
↑ 上の雪山では空の色と岩肌に色を濃い目につけて雪の白さと対比させています。雪の陰影は、くぼみや日の当たっていない面を意識して描き入れています。雪の影を何度も塗り重ねてしまうと白さを損ねてしまうので、青か紫系のグレーで淡めに1〜2回でサッと塗るのがおすすめです。
水彩画の描き方
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