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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2017年5月号掲載分)

練り消しで魅せる水彩画 - 練り消しゴムを使ってみよう! -

水彩画の下描きや鉛筆デッサンなどをする際には、プラスチック消しゴムだけでなく練り消しも合わせて使うと効果的です。今回のワンポイントでは、その違いや使い分けを見てみましょう。

  練り消しゴムの使い方や効果


プラスチック消しゴムと練り消しの違いと使い分け

プラスチック消しゴムは、学校などで使っていたものと同じで、描いたものをきれいに(シャープに)消すことができます。(消しゴムカスが出ます。)
一方、練り消しは粘土のように変形でき、紙の表面についた鉛筆の芯の粉を取り込んで、プラスチック消しゴムに比べ柔らかく消すことができます。

  練り消しとプラスチック消しゴムの違い

この2種類の消え方の違いによって、鉛筆で描き込んだ後でピカっとシャープな光を出したり、ほんのり明るく調整したり、質感の違いを出したりなど、表現の幅を広げることができます。


新しい練り消しを使う時は、100円玉ぐらいの適度な大きさにちぎって、練って変形させ使いやすい形にします。鉛筆デッサンなどで繰り返し使い、真っ黒になってしまったもの、特に白い紙に鉛筆の粉が移ってしまうようなら替え時です。

  水彩の下描き 練り消しを使う

水彩の下描きの際に白いモチーフを明るく見せたい時は、描いた輪郭線を練り消しで薄くしておくのがオススメです。絵の具を塗った後は鉛筆の線が消せずにキツく見えてしまう事もあるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

(上の例では左側のお花に練り消しを使用。下描きを練り消しで薄くしておくとふんわり明るい印象に。右側のように鉛筆が濃いままだとお花がくすんだ印象になります。)










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消しゴムと練り消しの違い・使い分け
練り消しゴムの使い方

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