大人の水彩画・絵画レッスン、水彩画教室パステルのホームページようこそ!京都市、北大路、桂、伏見、山科、高槻市で水彩画レッスンを行っている絵画教室です。

水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2018年2月号掲載分)
向きで魅せる水彩画 - 画用紙を動かして描く -
手で描く直線や曲線には人それぞれ癖があり、得意な方向と不得意な方向があります。
不得意な方向線ではいつも同じように歪んでしまう所があったり、描く度にいびつな形になってしまったりします。癖を矯正するのは難しいですね。
そんな時は画用紙を動かして描いてみましょう。
丸み・曲線の癖の場合
右利きの人は左に膨らんだ曲線が得意で右に膨らんだ曲線が不得意な事が多いです。りんごなど丸いものを描く時には特に自分の手に合わせて画用紙を回しながら描いてみましょう。癖は見慣れて気づかない事もあるので、描いた後に画用紙を逆さまにして見ると歪みを見つけやすいです。
直線の癖の場合
鉛筆デッサンがわかりやすいのですが、線を重ねて面を作る時、同じ方向に曲がった線は面全体が凹んで見えたり膨らんで見えたりします。そんな時は画用紙を逆向けにして線を重ねてみたり、画用紙をまわして真っ直ぐな線が描きやすい角度を探ってみるなど、歪みが目立たなくなる工夫をしてみましょう。
↑ 真っ直ぐ描いたつもりが、意図せず木目のようなタッチに…
鉛筆の場合も水彩の場合も、描きやすい方向から描いた伸び伸びした線やタッチを活かしたいですね。最初から最後まで正位置の向きだけで作品を進めていないか、ぜひチェックしてみてくださいね。
画用紙を動かして描く
曲線・直線の癖
水彩画のコツ 豆知識
京都 絵画教室 初心者のための水彩画教室