水彩画教室Pastel(パステル)絵画ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2018年3月号掲載分)

残して魅せる水彩画 - 混色した色を残す -

良い色が作れたと思っても、作り足そうとした時に同じ色にならなかったという経験はありませんか?広い面積を塗る時は特に、画用紙が水分をたくさん吸収して作った色がすぐになくなってしまいますね。そんな場合の対処法のお話です。



たくさん使う色は「多めに」「分けて」

主役の色や背景など広い面積の色が複雑だと、混色した後にさらに濃い色と淡い色を使い分けるのが大変です。そんな時はパレットの上で多めに色を作っておく事、そして2つに分けておくのがオススメです。

2つに分けておくと、水を足して淡い色にした場合も片方に元の濃い色が残っているので、重ね塗りをする場合もスムーズに塗り進められます。

次回に続きを描く事が多い方は、そのまま色を残せるマイパレットを持つ事もひとつですね。

水彩パレットの便利な使い方 分ける



大事な色は試し紙に残しておく

教室でお配りしている試し紙は色の失敗がないよう文字通り試し塗りをするためのものですが、良い色ができた時は試し紙で塗った所を丸をつけてチェックしておいたり、混ぜた絵の具をメモしておくのも良いかもしれません。
試し紙なら作品と一緒に持ち帰れるので、日をまたいでも忘れないためのメモ代わりになります。


と、ここまで紹介してきましたが、色を作り直して色味が多少変わった方が良い効果が生まれる事もあります。
上記のようなやり方だけ覚えておいて、気軽に色作りを楽しんでみましょう!








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混色した色を残す
パレットの便利な使い方

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