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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2018年11月号掲載分)
余白で魅せる水彩画 - 余白を活かした構図 -
絵の中の余白とは、背景など主役以外の周りの空間のことを指します。構図をとる時に、この「余白」を考えることで絵の意味合いが変わって見えるので、ぜひ参考にしてみてください。
水彩画の構図:余白のとり方(例1)
上の鳥は真ん中に入っており鳥そのものにストーリーがありそうです。右の絵では鳥が端に寄っている分、左側の空間に何かあるのか、鳥が見ているものや考えていることを想像させられるような構図になっています。
日本では古くから襖絵や屏風絵などに余白が活かされてきました。間(ま)ともいいます。
水彩画の構図:余白のとり方(例2)
@の人物は画面のほぼ中心に入っている状態です。
Aでは左側に余白を多くとった分人物の顔や持っているものにより焦点が当たったように感じられます。Aのように人物の向いている側に余白を多めにとることで、窮屈でないゆとりある構図になりやすいです。
逆にBでは右側の余白が多めです。人物の顔そのものや持っているものよりは、人物の心情を考えさせられるような印象になります。この時、持っているものや人物を描き込みすぎると画面左側が窮屈に感じるので注意が必要です。少し難しい構図ですね。
主役の位置に加え大きさも、これがどうゆう絵なのかを印象づける要素になるので一緒に考えてみましょう。
水彩画 構図のとり方
余白・間の活かし方
水彩画のコツ 豆知識
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