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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2018年10月号掲載分)
白絵の具で魅せる水彩画 - アクリルガッシュを使ってみよう -
白い色を表現する方法のひとつに不透明のアクリルガッシュがあります。
今回はその特徴や使う時のポイントをご紹介します。
アクリルガッシュの活かせるポイント
アクリルガッシュはマスキング液ではやりにくい細かい白の表現に最適です。
例えば星空や波しぶきのような点の表現はアクリルガッシュが得意です。
↑ 歯ブラシ等で絵の具を飛ばすスパッタリングで点々を表現。
また色が濃い部分に細かい白の描き込みをしたり、サインを描くのにも有効です。
基本的に広い面積は紙の白を活かし、細かく白を入れたい場合にアクリルガッシュを使うように覚えておくとよいでしょう。
アクリルガッシュの特徴と使う時の注意
● 不透明で下の色が透けません。
ただし水が多かったり筆で伸ばすとムラが出るので、水分量はかすれない程度に少なめで、置くように塗ると白の効果がしっかり出せます。
また、アクリルガッシュで塗った部分は、上から水彩絵の具は乗りにくくなります。(なるべく最後の方に使いましょう。)
↑ アクリルガッシュを塗った後に赤の絵の具を乗せた例。
絵の具を弾いて白が浮かび上がってしまいます。
● 乾くのが早く、乾いた後は水で溶けません。
筆やパレットにアクリルガッシュがついたまま放っておくと固まってダメになってしまいます。使用後は速やかに洗い流しましょう。試し紙に使う分だけ絵の具を出して塗るのもおすすめです。
アクリルガッシュの使い方
白の不透明絵の具を活用する
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