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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2019年8月号掲載分)

マスキングで魅せる水彩画 - マスキング液を使った花火の描き方 -

夏らしい絵のひとつに花火がありますが、暗い背景との塗り分けが大変でもあります。今回はマスキング液を使った花火の描き方を紹介します。

 マスキング液を使って花火を描く 水彩画



マスキング液を使った花火の描き方:順序と注意点

@ 下描き。鉛筆で薄く花火の大きさを描いて構図を確定します。(省略可)
A 花火が光った部分の着彩。塗った後はよく乾かします。(後でも色をつけられるので省略可)

水彩とマスキング液で花火を描く 下絵

B マスキング液で花火を描く。たくさんつけすぎると剥がす時に紙が破れるので薄塗りがよいでしょう。

水彩とマスキング液で花火を描く 液をつける

C 背景を塗る。大きめの筆で塗り、マスキング液の隙間もしっかり塗ります。

水彩とマスキング液で花火を描く 背景を塗る

D マスキングを剥がす。指先や付属のラバークリーナー(ない場合は消しゴムなど)で剥がします。長期間マスキング液をつけた状態でおいておくと、紙から剥がれにくく破れる原因になるので、早めに剥がします。

水彩とマスキング液で花火を描く 液を剥がす

E 描き足し・手直しをして完成。(先頭の作品画像参照) Aの光った部分の色が薄かったりマスキングで破れてしまった場合は上から着彩をします。背景の部分にはみ出ても馴染めば問題ありませんので自由に色を乗せていきます。その際、強く擦ってしまうと背景と混ざって濁ってしまうので、置くように乗せるのがポイント。








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