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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン
濃淡で魅せる水彩画 - カラーを白黒にしてみると -(2020年2月号掲載分)
赤、青、黄色などの色味があるものを有彩色といい、白や黒、グレーなど色味のないものを無彩色といいます。(簡単に言うとカラーと白黒ですね。)有彩色は色によって濃く感じるものや薄く感じる色もあります。
カラーを白黒にしてみることでの発見
皆さんの水彩パレットでは黄色が早くなくなるなんて事はありませんか?特に黄色は下塗りに使う事が多い他にも、薄く感じるという理由で、絵の具をたくさん使う傾向にあります。他の色に負けないようにするために感覚的に自然とそうなるのかもしれませんね。
では、実際にパレットの絵の具を同じぐらいのの濃さに塗ったものを白黒にしてみるとどんな色の濃さになるのか見てみましょう。
パーマネントイエローライト(4)の他にもパーマネントグリーン(5)、イエローオーカー(3)が薄めです。クリムソンレーキ(1)やプルシャンブルー(8)などは白黒で見ると、色が濃いのがよくわかります。
鉛筆デッサンをする時は、どの色がどの濃さになるのかを上を参考にして固有色(その物自体の色)を塗り、さらに陰影をつける事を心がけるとよいでしょう。水彩画の場合は、どの色がどのくらい薄いか(濃いか)を把握しておくことで、画面全体が濃い印象になりそうな時に、淡めに描いたり、明るめの色に変えるなど工夫ができそうです。
(以下は、WEB限定掲載です!)
参考にパンジーのあるお花のモチーフ写真を白黒にしてみましょう。
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葉っぱは緑というだけで光の当たったところも、しっかり濃さがあるのがわかります。それとは対象的に、黄色やうすいピンクは浮き上がるように明るいのがわかります。鉛筆デッサンなどでメリハリをつけたい時、固有色をしっかり意識して塗ることも大切ですね。
カラーを白黒にしてみると
鉛筆デッサン 固有色のヒント
水彩画のコツ 豆知識
京都 絵画教室 初心者のための水彩画教室
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