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技法で魅せる水彩画 - 「滲み」と「ぼかし」の違い -(2021年5月号掲載分)

水彩画 滲み?ぼかし?

水彩絵の具が紙の上で乾かない間に他の色と混ぜたり、馴染ませたり… 水彩画には独特の表現がありますね。技法としては「滲み」と「ぼかし」という言葉がありますが、この違いはご存知でしょうか?今回は混同しやすい、この2つの違いを比べて使い分けてみましょう!
  


水彩画技法での『滲み』と『ぼかし』の違い

「滲み」は画用紙に水または絵の具を塗り、乾かないうちに別の色をチョンと乗せることによってできるものです。(@)
水彩画技法 滲み
「滲み」は偶然性を利用した色づくりです。



「ぼかし」は、塗った絵の具の端に水を含ませた筆で色の境界をなぞってぼかすことをいいます。広い面積の背景のグラデーションにも使いますし(A)、モチーフの色を馴染ませたり、境界線を和らげたりする時(B)にも使います。

水彩画技法 ぼかし1

水彩画技法 ぼかし2

「ぼかし」は絵の具が乾いてからでも、濡れた筆を使うことでできます。



塗る範囲や大きさによって、どちらの言い方を使っても問題ないと思いますが、様々な場面で使えるこの2つの技法をぜひ覚えて活用してみてくださいね。








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水彩画技法「滲み」と「ぼかし」の違い

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