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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン

タッチで魅せる水彩画 - 一本の筆から出せるタッチ -(2024年9月号掲載分)

一本の筆の中のタッチ 水彩画

ここ最近のタッチの紹介では、太い筆と細い筆の紹介をしましたが、一本の筆の中でも太さや描き方の違いが出せます。今回は丸筆を例に、一本の筆だけで出せるタッチの違いを紹介します。



筆のどの部分で描くかでタッチが変わる

筆を立てて筆先の部分で描くタッチと、筆を寝かせて腹で描くタッチでは大きく表現が違います。

水彩画 筆を立てて描く


筆を立てると細い線が描け、水が上からだんだん落ちてくるので掠れにくく、細かい部分も描き込みやすいですね。

水彩画 筆を寝かせて描く
筆の腹で描くと広い面積を塗ることができますが、筆の中の水分を一気に使うので掠れやすい面もあります。

一枚の絵の中に柔らかな大きな塗り込みと、細かい描き込みを混在させメリハリをつける。これは普段の教室でも筆の太さと本数が限られていますので、自然とできている生徒さんはとても多いと思います。一度振り返って、自分は筆のどの部分を使うことが多いか、水の量は多いか少ないかなどを分析してみると、自分のクセや個性の発見につながるかもしれません。







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水彩 筆のタッチ 筆跡 筆触 筆致
一本の筆から出せるタッチ

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