水彩画教室Pastel(パステル)ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2014年2月号掲載分)

エッジで魅せる水彩画 -  絵の具で輪郭線を作る -

ほおずきの陰影を絵の具の輪郭線で表現

水彩画に慣れてきた上級者の技法として、絵の具で輪郭線(エッジ)を作る方法があります。鉛筆に頼った輪郭線に比べて鉛筆独特の黒さがなくなり、あっさりした塗り重ねの少ない絵でも水彩画らしいアクセントを作ることができます。


水彩絵の具と紙に対しての水の量

↑ @の見本のように紙に対して水が少ないとかすれた調子になります。(ドライブラシという技法です。)紙の表面が程よく濡れるとAのようにムラのない塗り重ねに適した調子になります。

今回のポイントのBのように絵の具で輪郭線を作るには、水の量を多くして根気よく乾くのを待つことが大事になります。(急ぎの場合はドライヤーを使用します。)下の図のように紙の表面に水が少し盛り上がるぐらいに塗ると乾いていくにつれ、絵の具の粒子が端に寄って輪郭部分の色が濃くなります。(※紙を卓上に寝かせて描くのが前提です。)

絵の具で輪郭線を作る時の水の量

鉛筆で細かく形をとらない点、水の量の慣れが必要な点で難しさがあるかもしれませんがチャレンジしてみましょう!





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水彩画技法:エッジ、ハードエッジ
絵の具で輪郭線を作る

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