水彩画教室Pastel(パステル)絵画ワンポイントレッスン

HOME > ワンポイントレッスン > フィキサチーフを使ってみよう

水彩画の描き方 ワンポイントレッスン(2018年8月号掲載分)

定着で魅せる水彩画 - フィキサチーフを使ってみよう -

デッサン作品や鉛筆をたくさん使った水彩作品を重ねておくと、余白の部分に鉛筆の黒い粉が擦れてついてしまったり、他の紙に移ってしまったりと薄汚れてしまう事があります。そこで活躍するのが「定着液」です。画材屋さんではフィキサチーフという名前で売られています。
  フィキサチーフ 鉛筆デッサン



フィキサチーフの使い方

フィキサチーフは合成樹脂をエチルアルコールで溶かしたもので、鉛筆や木炭など粉っぽい画材を定着させるために使います。スプレー缶のものと瓶に液が入った状態のものが売られていますが、スプレー缶が手軽で便利です。

フィキサチーフは作品が完成した後に吹きかけます。余白部分の汚れを落とす「消しゴムかけ」など、気になる部分の微調整も全て終えてから吹きかけるようにしましょう。

作品が完成したら少し離れた所からスプレーを吹きかけます。
(他の人が吸い込まないよう広い所でやりましょう。また、火気厳禁です。)

はじめはダマになって出てきてしまう事があるので、別の紙などに吹きかけて様子を見てから作品に吹きかけましょう。スプレーは縦横に並行移動させながらまんべんなく吹きかけます。光沢に差が出ないよう均一に吹きかけるようにしましょう。ただし粉の多い部分にはしっかり目にかけても大丈夫です。










前月分へ    翌月分へ




鉛筆デッサン 定着液
フィキサチーフの使い方

水彩画のコツ 豆知識
京都 絵画教室 初心者のための水彩画教室


▲ページトップに戻る