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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン

構図で魅せる水彩画 -寄せ絵から学ぶ静物の構図 -(2023年11月号掲載分)

ある物を集めて描かれた「寄せ絵」というものをご存じでしょうか。物を寄せ集めた絵が、遠くから見ると別の絵に見える、だまし絵の一種です。

寄せ絵 アンチンボルト
   

上の絵は16世紀に活躍したイタリアの画家、ジュゼッペ・アルチンボルドの作品。緻密に描かれた果物、野菜、動植物、本などを寄せ集めて人物の形を表現した「寄せ絵」で有名な作家です。少し不気味ですが一度見ると印象深い作品です。

アルチンボルドの作品まで詳細な大作は大変かもしれませんが、「寄せ絵」は普段の制作に活かせるヒントがあります。


野菜で顔を作る構図


次の写真は教室のモチーフ写真の一例です。
例では静物(野菜)を顔の形に並べたものですが、複数のモチーフがあれば、顔以外にも動物の形など、並べ方で他の形も表現できそうです。また、誰かに似せたり、集めるモチーフの色を工夫してみたりと、いろいろ応用できそうです。

構図の工夫は単にその物を描くだけでなく、違う意味をもたせることもできます。静物画を描くのに慣れてきた方はぜひ、遊び心を取り入れた構図にもチャレンジしてみてください。









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寄せ絵から学ぶ静物の構図
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