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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン

タッチで魅せる水彩画 -ゴッホから学ぶタッチの個性 -(2024年1月号掲載分)

今号からはいろいろなタッチを紹介していきたいと思います。
絵画の中でひときわ印象的なタッチの画家、激しい筆致と強烈な色彩表現で「炎の画家」と呼ばれるゴッホの例を見てみましょう。ゴッホはオランダのポスト印象派の油彩画家です。ひまわりの作品も印象的ですが、燃えあがるような糸杉や自画像は、その独特のタッチが特に現れているように思います。

 ゴッホ 自画像
↑ 『暗色のフェルト帽をかぶった自画像』1887年

  ゴッホ 星月夜
↑ 『星月夜』1889年

ゴッホの作品は、線描や点描ではくくり切れない、曲線のタッチの重なりがその個性を強く出しています。また、そのタッチは空間表現や質感表現よりも優先されているところも、オリジナリティが高い理由の一つかもしれません。

画材は違えど、水彩絵の具で模写してみたり、描き方を真似てオリジナルの絵を描いてみるのもオススメです。模写は自分なりのタッチや色味を模索する糧となります。油絵を水彩で模写する際は、油絵ほどの絵の具の盛り上がりを出すのは厳しいですが、絵の具を濃く溶く、画用紙に多めに乗せることで、色の強さを出します。淡い水彩画としてアレンジするのも良いですね。

 Pastel水彩参考作品『黒い鶏』
↑ Pastel水彩参考作品『黒い鶏』





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ゴッホから学ぶタッチの個性
絵画のタッチ、筆跡、筆触、筆致

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