水彩画教室Pastel(パステル)絵画ワンポイントレッスン

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水彩画の描き方 ワンポイントレッスン

静物で魅せる水彩画 -静物画での配置の工夫-(2025年5月号掲載分)

教室ではモチーフ写真をご用意していますが、ご自身で持ってきて頂いた物を実物を見ながら描くのもまた学びになり面白いです。今回は静物画での配置のヒントを少し紹介いたします。


関係性を作ると見せ場が増える

 毛糸とバナナ 透明水彩画
会報誌2025年5月号の表紙、五味先生の「毛糸とバナナ」の例です。それぞれの質感の違いを描き分けられるかが絵の見せ場になりますが、毛糸の先端をバナナに掛けることで、さらに構図にまとまりが出て、影のつけ方も見せ場になります。

 モチーフ配置の工夫 静物画

その他、静物の下に布やタオルを敷いて描くこともありますが、時には上に被せてみたり、紐のように結んでみたりして遊び心を取り入れてみるのもひとつです。



シュチュエーションを考える・複数あるものは状況を変える

苺を題材にしようとした時、一粒の苺を大きく詳しく描くのもひとつですし、お皿やコップと組み合わせてこれから食べるようなシュチュエーションの絵にするのもひとつです。

 静物画 配置のヒント

また複数の苺がある場合、いくつかをコップの中に入れいくつかを外に出すなどして、それぞれの苺の状況を変えてみます。コップの中に苺と水どちらも入れてみるのも、難易度は上がりますが見せ場が増やせそうですね。「苺というモチーフをどう料理しようか。」そんな感覚で楽しみながら配置を工夫してみるとよいです。







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水彩画 静物画の配置
透明水彩画 構図のヒント

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